熊本災害支援報告ブログ

2016年6月から、北海道の鍼灸師ミサワが熊本災害の長期ボランティアに行った報告レポートをします。

罹災証明と半壊と全壊

被災者の方々から半壊だ全壊だ、うちは一部損壊だという話が聞こえますが、どう違うのか復習しておきます。

地震はないと言われていた地区での災害で、いつ何処で地震で家が潰れるかわからない日本です。

これを機に地震保険への加入をお勧めします。

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多分これは全壊。



罹災証明は建物の損壊において、

瓦礫撤去や、建て直し、修理修繕などの助成を受ける際に必要とされる証明書なので、被災した際は取得しましょう。

自治体によって書式が違うので注意してください。


損壊も規模によって違います。

・全壊=50%以上の損壊を認める。修繕は不可能なもの。

・大規模半壊=50〜40%の損壊、倒壊の恐れがあるもの。

・半壊=40〜20%の損壊、修繕可能だが困難なもの。

・一部損壊=20%以下の損壊、修繕可能のもの。


審査も一次審査、ニ次審査があって、一次審査は目視です。


目視=見た目です。


見た目で判断されるので、見る人によって判断が変わるので、やり直しを希望する方もいらっしゃるようですね。


全壊と大規模半壊は助成されるので、取り壊し、建て直しに踏み切る人が多いですが、


1番大変なのは半壊で修繕費もさほど出ない方。被災した方は金銭的な不安によるストレスが大きいです。

ご高齢の方は仮設に入ってまた立て直すにもどうするか悩まれてました。




災害は報道がされなくなると案外気にならなくなるものです。

まして宣言して終息するものではありません。


暗い顔ばかりしてられませんが

無理に笑顔作らなくてもいいよと言います。全員頑張ってる人達に、これ以上頑張れとは言えなくなりました。

今後も微力ながら、サポートを出来るだけ続けようと思います。長期滞在させてくれる支援者の方々に感謝します。



罹災証明の参考サイト

https://upin.jp/10126