炭鉱見学と仕事見学。
良い仕事をする人の話はとても興味深くて、勉強になります。
今日は熊本の世界遺産「万田鉱」見学と、また料理屋「お川」さんへ鍼をしに行きました。
明治の産業遺産として登録され、
朝の連ドラ「花子とアン」の舞台だったらしいけど、どんな話か全く知らない。
煉瓦造りの建物と昇降台のやぐらが象徴的で
煉瓦作り、趣のある街並みが広がります。かつてここで大人数が行き交っていたんでしょう。大きな建物が活気があった事を物語ってました。
炭鉱の内部も見れますが、ここは動いてないです。
機械室内部、ヘルメットとの比較で大きさがわかるでしょうか。
かなり、大きいです。
使われてないはずなのに温かみを感じるのはどうしてか質問してみると、メンテナンスをするとまだ動く頑丈な作り。
当時日本にない蒸気式の昇降機はイギリスから輸入した代物です。炭鉱で使われる物なので、壊れないように丈夫に作ったんでしょう。
大切に作られた息吹がまだ残ってるようでした。
その後、お川さんへ鍼仕事。
私も良い仕事を提供したい。
仕事に練習はなし、全てが本番です。
地元の料理について教わったり、
美味しい食事は仕事が丁寧だったり、下ごしらえが大事だったり。
良い仕事にたくさんの有名人も来店されるのに
サインはもらわない、
よほど感じが良ければもらうけどね。お客さんはこちらが選ぶ。
お女将さんは笑いながら言いました。
このスタンスは見習おうと思います。今日もとてもお世話になりました。
初、瓦屋根に土嚢を乗せる
高い!滑る!なまら怖ぇ!!
34年生きて、北海道民が
初めて瓦屋根に登った率直な感想です。
普段瓦も見たことない道民が、
瓦様を足場に作業するとか、
恐怖以外の何者でもない!
今日の午前中はいつもお世話になってるお寺さんの屋根に土嚢を乗せる簡単なお仕事を手伝おうと、
軍手をはめていそいそと出かけたんですが
まあこの土嚢達を
脚立を使って屋根に載せるまでは良かった。載せて、屋根に登って、
恐怖!
立てない!
皆さん生ゴムシューズでスイスイ運ぶんですが、
三澤が使えない、全く動けない無能でした(笑)
そしてこの炎天下、
熊本の夏を舐めてましたね。
帽子と日焼け止めも度返しするほど
容赦無く浴びせられる太陽光。
壊れた瓦崩しもきっちり終えて、
午後はボランティア活動に出発しました。
汗かいて絞れるほどのTシャツを着替えて身体を拭いて出発、今日はよく働いたので
終わってから水前寺を散策。
公園内とその外周をランニング。
また汗かきました(笑)
走りながらも途中でお稲荷様にもちゃんと手を合わせて挨拶をしてきました。
こうしてみるとよく動いた1日でしたね。
晴れ過ぎも大変ね(笑)
週明けてから、大雨もんで、
水田にも稲が植えられました。
のどかな風景と裏腹に日差しが刺さります!車内がすごく熱いです!
すごく暑すぎるので車内が洗濯物の乾燥機化してます!
さすが熊本県、ひ弱な道民に容赦なく外気温をあげてきます。
県民の話ではこれから気温はどんどん上がるようですね。
夏バテにならないよう、今日も避難所で鍼してきます。
あ、有難い事に避難所で三澤の活動はとても喜ばれてますよ!
馬刺しと辛子蓮根、お川さん
よくやった一日の終わりに
父から行くようにと紹介された店にようやく行けました。
お川さん
本当に美味しい馬刺しをいただきました。甘みのある醤油で、噛む度に旨味が出る。醤油がなくても美味しい。
からしレンコンも美味しくて、本当に辛いです。涙が出るほど辛いです。
体の弱い偏食家の殿様に食べさせるために作ったと教わりました。
それよりも、お客様より働いてくれるお前達が宝だよと、学生スタッフ本人に伝えるとてもいい空気でした。やろうと思って一朝一夕で出来ることではなく、マスターと女将さんの気持ちが現れてて、本当に勉強になりました。
父から紹介されましたと伝えると
心から喜んでくれたのも嬉しかったです。
最後に写真撮らせてくれました。
震災後のでお店開くのは本当に大変なようですが、良いお店は続いて欲しいです。また行きます。
罹災証明と半壊と全壊
被災者の方々から半壊だ全壊だ、うちは一部損壊だという話が聞こえますが、どう違うのか復習しておきます。
地震はないと言われていた地区での災害で、いつ何処で地震で家が潰れるかわからない日本です。
これを機に地震保険への加入をお勧めします。
多分これは全壊。
罹災証明は建物の損壊において、
瓦礫撤去や、建て直し、修理修繕などの助成を受ける際に必要とされる証明書なので、被災した際は取得しましょう。
自治体によって書式が違うので注意してください。
損壊も規模によって違います。
・全壊=50%以上の損壊を認める。修繕は不可能なもの。
・大規模半壊=50〜40%の損壊、倒壊の恐れがあるもの。
・半壊=40〜20%の損壊、修繕可能だが困難なもの。
・一部損壊=20%以下の損壊、修繕可能のもの。
審査も一次審査、ニ次審査があって、一次審査は目視です。
目視=見た目です。
見た目で判断されるので、見る人によって判断が変わるので、やり直しを希望する方もいらっしゃるようですね。
全壊と大規模半壊は助成されるので、取り壊し、建て直しに踏み切る人が多いですが、
1番大変なのは半壊で修繕費もさほど出ない方。被災した方は金銭的な不安によるストレスが大きいです。
ご高齢の方は仮設に入ってまた立て直すにもどうするか悩まれてました。
災害は報道がされなくなると案外気にならなくなるものです。
まして宣言して終息するものではありません。
暗い顔ばかりしてられませんが
無理に笑顔作らなくてもいいよと言います。全員頑張ってる人達に、これ以上頑張れとは言えなくなりました。
今後も微力ながら、サポートを出来るだけ続けようと思います。長期滞在させてくれる支援者の方々に感謝します。
罹災証明の参考サイト
献血、行動全て熊本支援
ここまで来て献血です。
支援は行動とお金と、血液にいたるまで、使えるものは全て捧げます。
それはいいんですが、
それよりここのスタッフの方も被災者で、ここでも震災の話を聞かせていただきました。
体感しつつも働いて災害地を支える方の話は報道で流されない話で、とてもとても考えさせられます。
以下スタッフさんのお話です。
震災は2度揺れたんです。
大きくは2回ですが、
2回目の揺れた時間が長くて、
五分は揺れてたんじゃないかな。
実際の時間はわからないけど、
相当長い時間揺れてたと思います。
夜の地震は昼間より2倍、3倍の不安感があって、暗闇による恐怖は街灯に慣れてる私達は相当怖かった。
でも、夜でもよかったって声もあって、大きな地震で道や橋が崩れたでしょ?交通量の多い昼間だったら、被害はもっと多かったんじゃないかな。皆が寝てる夜だったから、
建物の被害が多くて済んだんじゃないか
それから震度7が2回あったけど、その後余震で震度5や6が何度もあってそれも相当怖かった。
あと家にブルーシートかけてるけど、雨漏り酷くてねー、
雨漏りしてる家に帰るとどっと疲れて大変ですよ(笑)
…などなど、
現地に入ると見えない部分が見えてくるので、
何かあった時に、現地入りすることはとても大切。
風評被害で九州旅行のキャンセルが相次いだようだけど、
その時だからこそ九州旅行に行って欲しいと思いました。
今だけですよ!
クレーンで補修されてる熊本城が見られるのは!!!
こんな感じのやつ。